ジョージ・リンチとウォーレン・デ・マルティーニ
:無月 堅城ドッケンでの活動で有名になったジョージ・リンチ(George Lynch)とRATTでの活動で有名になったウォーレン・デ・マルティーニ(Warren Justin DeMartini)のギタープレイには類似性があると指摘されることがあります。
ともに、有名になったのは、LAメタルと呼ばれるブームがあった1980年代でした。YOUNG GUITAR誌では、この二人にジェイク・E.リーを加えて「LAが生んだ3大ギター・ヒーロー」と呼んでいます。
実はジョージがウォーレンに影響を与えている、と言及している記事は多々ありますので、以下にリンクを貼っておきます。
ウォーレン・デ・マルティーニの影響を受けた…のではなくて、ウォーレンに影響を与えたギタリスト、ジョージ・リンチ (4)
ただ、ウォーレン自身がジョージの影響を受けた、と述べた出典が見つからず、確証に至っていません。(知っている方がいたら、教えていただきたいです)
一方、WikiPediaによると、RATTについて「このバンドがLAメタル特有の独特なスタイルを築いた経緯はベーシストのクルーシェがドッケンの元メンバーであった事による効果もある」とのことで、RATT自体にドッケンの影響がある可能性もありますね。
二人に共通点を感じるのは、音色、ビブラート、ワイドストレッチなフィンガリングです。
一方で、私の個人的な感触かもしれませんが、ジョージはクラシックぽいフレーズ、ウォーレンはロックンロールぽいフレーズを感じます(WikiPediaによると「ラットン・ロール(RATT N’ ROLL)と呼ばれるそうです)。ドッケンの曲調が、哀愁のあるマイナースケールのものが多いのに対して、RATTはノリの良さを感じさせるものが多い気もしますね。また、RATTには転調して雰囲気を変えていくパターンが多用されているように感じられます。
ただ、LAメタルのヴィジアルというか、服装は私にはどうもなじめません。でも、これが人気を博したのですから、きっと支持されていたのでしょうね。
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